はじめに
私は製造業で働いています。
どんな職場にも、長年解決できない課題ってありますよね。
私の職場の場合は、それが制御機器の設定ミスによる原材料の誤投入でした。
この問題を解決するため、私はAIアプリを作ることを決意します。
使用したのは、MicrosoftのPowerApps。
今回は、そのアプリを作るきっかけから、目的が固まるまでの経緯をご紹介します。
AIアプリを作成することになったきっかけ
みなさんの会社にはDX推進員や業務改善チームのような組織はありますか?
私の会社では、3年ほど前に「DX推進員」なるものが作られました。
目的は、昨今はやっているDX(デジタルトランスフォーメーション)を自職場に置き換えてみた場合、何ができるかを考え積極的に改善を進めることです。
ただ、このDX推進員は少しやっかいで、ボランティア活動のような位置づけで進められています。
日常業務や臨時のお仕事には含まれず、ただただ別枠で進めなければいけません。
元々ITに興味を持ちはじめ、独学だが勉強をし始めたときにこのDX推進員に推薦されたけど、実力が伴っていないばかりに名前だけの所属状態になっていました。
社長の一言で事態は急展開
2024年度のDX推進員会期初レビューにて、社長からこんな一言がありました。
とありがたいお言葉をいただいた。
この言葉をきっかけに、DX推進委員の中に急遽AI活用班が発足。瞬く間にメンバーに加えられた。
班員は6名、私以外は全員マネジャー。
班長から「何かAIを活用できそうな業務がないか?」とアイディア出しが求められました。
そこで私は「作ってみたいものがある!」と手を挙げました。
アプリの目的
私が提案したのは、
原材料の投入量設定値と、制御機器に設定した値を比較し、差異があれば検知できるアプリの 開発。
私の職場では化学薬品を製造しています。
化学薬品を作るために、配合比率などが記載されている専用のレシピをもとに、巨大なお釜に原材料を投入する工程がある。
その工程では、制御機器に設定ミスによる誤投入が繰り返し発生していました。
現在はトリプルチェックを行っていますが、それでも点検ミスなゼロにはなりません。
そこで私はこう考えました。

今の時代、スマホやタブレットで制御画面を撮影し、レシピの値と比較できれば、ミスを未然に防げるのではないか?
PowerAppsで作れないかな?
目的は、
レシピの設定値と制御機器の値を比較し、間違ったまま工程を進めないこと。
まとめ
今回の記事では、私がAIアプリを作ることになった経緯と、目的についてご紹介しました。
社長からの一言がきっかけではありましたが、そこから長年課題となっていた原材料投入時の設定ミス防止をテーマに、PowerAppsでの原材料照合アプリの構想が始まりました。
次回は、この目的を実現するためにどのような要件を定め、アプリにどんな機能を盛り込むことにしたのかお伝えしていきます。
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